2.08.2012

ひとつ


最近、この黄色のお花をよく見かけます。ファーイ・カムというお花。日本語で黄色い綿です。名前も素敵です。下の子の保育園の行き帰りの道沿いに生えていて、地面にたくさん落ちていて、それを拾ったり、木の上のつぼみを眺めたり、、、。
チェンマイに暮らして7年近くになるけれど、このお花を見たのははじめてのような気がします。
はだかんぼうの木に、このお花がポンポンと咲いています。つぼみが小さなまんまるでとってもかわいいんです。

なんだか、このお花を見ていたら、谷川俊太郎さんのシャガールと木の葉を思い出しました。
 
 貯金はたいて買ったシャガールのリトの横に

道で拾ったクヌギの葉を並べてみた

値段があるものと

値段をつけられぬもの

ヒトの心と手が生みだしたものと

自然が生み出したもの

シャガールは美しい

クヌギの葉も美しい

立ち上がり紅茶をいれる

テーブルに落ちるやわらかな午後の日差し

シャガールを見つめていると

あのひととの日々がよみがえる

クヌギの葉をみつめると

この繊細さを創ったものを思う

一枚の木の葉とシャガール

どちらもかけがえのない大切なもの

流れていたラヴェルのピアノの音がたかまる

今日が永遠とひとつになる

窓のむこうの青空にこころとからだが溶けていく

……この涙はどこからきたのだろう

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